「ぼったくり亭」を拠点に活動する冒険者一行。
宿名は亭主のサービス精神の無さに、パーティ名は宿の看板や収入源でありながらも、大した権力を持ちえない境遇への揶揄に由来する。
いずれも宿の亭主による命名である。

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「俺たちは今、そう名乗っているが」 「他につけるとしたら、どんな名前があるだろうか?」
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「じゃあ俺から出してみよう」 「わーい」 「……戦場を駆ける行進曲とか……」 「ちょっと格好良すぎやしないか?」 「私達、そこまで戦場希望ではありませんからね」 「懐かしきまほろばとか……」 「何を懐かしがってるの? 故郷?」 「イイ場所ってのは人によんだろ。なあ?」 「懐かしがるには些か尚早でもあると思う」 「い、いちいちうるさいなお前たち……」
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「はいはいじゃあ次、ガランさんどうぞ」 「フリが雑だぜリーダー。そうだな……奸智に長けた慧眼、とか」 「お前のことすぎる」 「光栄だ」 「冗長な自己紹介では名称として相応しくありません」 「辛辣だな! じゃあ食らいつく流砂なんてのは……」 「べつに砂漠の生まれの人はいませんし…」 「注文が多いなあ。そういう君はどうなんだ、シスター?」
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「ええ…? 私も案を?」 「無理に考えなくてもいいからな、別に」 「無理というほどでもありませんが……うーん……」 「長考するねえ」 「……ひょ、標準の証拠……」 「メッセージが重くないか?」 「よく考えろ。自分も含めてこいつらが標準だと思うか?」 「維持する統治者! などは……」 「ほほう、いいねいいね。どこを支配しよっか?」 「アウト! 支配系の名前は禁止だ、調子に乗る奴がいる」
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「くだんねえの……」 「まあそう言わずに。君にも一つ命名権を与えようじゃないか」 「悪ノリに付き合うことはないぞベル。振っておいて何だが、俺はもう面倒になってきている」 「べつに混ざらねえとは言ってねえだろ。……ケチはつけるなよ」 「案ずるな。ねいみんぐせんすを批判することと、その名称を採用するかどうかはべつだ」 「案ずるだろ……あー……、無限の鍵……とか」 「探索一辺倒のパーティみたいだ。かっこいいけど」 「刹那のダイスとか……いや待てこれはちょっと運寄りすぎるな。ナシだナシ。もういいだろ。ガキ、とっとと何か考えろ」
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